庄子 勝治

庄子 勝治 MASAHARU SHOWJI

saxophone
1957年広島県生まれ。18歳の時アルトサックスを手にし、故井上敬三氏に師事。1992年、ロシアのジャズフェスティバルにて劇的デビュー。フリージャズの流れを汲むが、根っからのインプロヴァイザーである。国内外のアーティストとセッションをし、各地を飛び回り自らの音世界を追求し続けている。美術、演劇、舞踏、映像など、あらゆる表現媒体と共演可能で、その活躍ぶりは幅広い。彼の独特な音色と間合いのセンスは、自然を愛し、常にインスピレーションを得るところから派生している。どこまでも有機的で伸びやかな彼の音は、その場所の空気、風や雨音など自然たちと絡み合い、独特の哀感を奏で空間を一変させる。時にダイナミックに荒れ狂い、そして微かな息のように絞り出される音、音で絵を描くがごとく色彩豊かな表現が聴く者を想像の世界に誘い、音楽でありながら同時にアート作品を標榜しているようにも感じられる。海外からのオファーも相次いでおり、今年1月のイギリスでの演奏が順次デジタル配信され始めている。

 

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