高草木裕子

高草木 裕子 HIROKO TAKAKUSAKI

自己表現としての絵画を超えて大地や自然を取り込みたいと、それまで描いていた抽象的な形象を取り払って一定方向の筆の動きの繰り返しだけで描いた作品が転機となった。ほぼ単色の絵の具の濃淡とわずかな色の違いから水面のように見える画面になった。水面や光の差し込んだ水底には、ゆらゆらと網のようなかたちができる。私の画面にも絵の具の重なりで、網のようなものがうまれていた。
見廻すと辺りにはいろいろな編み目がある。葉脈、血管、毛細血管。地面のひび割れも編み目のようになる。布は縦横に交差する糸の網である。紙は繊維が絡まってできる。絡まり繋がることで物は物として存在する。
線描で多角形を描き、つなげていく絵を描くようになった。一辺の傾きは隣り合うかたちに影響する。単純な小さなかたちの集積によって大きな構造ができていく。ミクロからマクロまで世界はつながっている。連鎖する世界、その中の小さな自己がテーマである。

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1963年千葉県生まれ
1986年より個展・グループ展多数
1987
「コンテンポラリ・アート・エキスポTOKYO ’87」 奨励賞
1991
「第20回 現代日本美術展」(東京都美術館)
2002
「Art Scholarship 2001 現代美術賞 清水敏男審査員部門」(銀座)
2005
「西湖芸術博覧会」(浙江省世界貿易中心、杭州、中国)
2007
「メルボルン日本芸術祭-21世紀日本美術の現実」(王立博覧会ビル展示場、オーストラリア)メルボルン21世紀日本文化振興芸術賞受賞
横浜日仏芸術祭2007 創造者たちのエデン」(横浜大桟橋ホール)美のミステール特別賞受賞
「International Arts Festival」(クアラルンプール、マレーシア)
2008
「Festival d’art Franco-Japonais」(ブロワ、フランス)
2009
「いのちを見つめる」(~’11)(ノースギャラリー、埼玉)
2012
「いのちをみつめて」(~’13)(ノースギャラリー、埼玉)
2013~
どこかでお会いしましたね(うらわ美術館、他、埼玉)
2015
さいたまスーパーアリーナ 夏休みスペシャルワークショップ 講師
「アートアイランズTOKYO国際現代美術展」(大島町、東京)
2016~
ドイツから戻ってきたTEGAMI 5年目展」(鴨江アートセンター、静岡)
「国土海洋環境国際美術大展」(ソウル市立慶熙宮美術館、韓国)
「かがわ・山なみ芸術祭」(旧琴南中学校、香川)
「高草木裕子展」(いりや画廊、東京)
その他、京二画廊(東京)、なびす画廊(東京)、Gアートギャラリー(東京)、ギャラリー宏地(東京)、埼玉県立近代美術館、Gallery Onetwentyeight(NY, USA)、masuii R.D.R(埼玉)、Gallery青藍(東京)、カフェ&ギャラリー香文木(埼玉) 、クレアこうのす(埼玉)等で個展

 

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