山本 伸樹

山本 伸樹 NOBUKI YAMAMOTO

 このアートアイランドの企画が立ち上げられた最初の年と、次の年の2回ほど参加させて頂き、しばらくの間、観客で来る他は、ずっと関わることがなく、これまでが過ぎました。
 10年目の記念すべき機会に、参加できることになり、参加することにしました。
 久々に参加して、学校を中心に展開した、この展覧会の、注文と、制限の多い、学校の生徒に戻ったような、楽しくもあり、複雑な思いでもあった感覚が、蘇ってきました。
とはいえアートアイランドは、島に、渡る船上での体験はこの展覧会の醍醐味でもあり、船上のビールは格別の楽しみでした。
 大島の波浮港では、歌にまでなった、その気配を肌で感じながら、不思議な感慨に浸りました。
観客として訪れた、新島の墓地は、島流しという罪を課せられこの島で過ごし、生涯を終えた人々の思いが、如何ばかりだったか、思いを巡らしました。
今回コロナ禍の影響で、島に渡る楽しみはお預けですが、島に思いを馳せながら、こういう条件の中で、何ができるのか色々と考えを巡らせるのも、悪くないかなとも思っています。

1956
年福島県いわき市生まれ
1982
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1984
東京藝術大学大学院美術研究科壁画研究室修了

以降ギャラリーK、真木画廊、SPCギャラリー、いわき市立美術館、HIGURE17-15-CAS、伊達市立梁川美術館等個展多数

1988
「大谷地下美術展」
1989
「現場89~90展」等野外美術展に参加。
「檜枝岐パフォーマンスフェステイバル」等パフォーマンスにも関わり、韓国、ベルギー等との交流展をはじめ
2004
トルコAKBANKカルチャーセンター、イラン、テヘラン現代美術館 招待
2010
フライミュージアムベルリン「TO BE東京+ベルリンコミュニケーション展」、「会津漆の芸術祭」、「福島ビエンナーレ」参加
2011
東日本大震災、福島原発事故以降 「福興ダルマプロジェクト」を立ち上げ、犠牲者への追悼と怒りと復興への祈りを込めた、福興ダルマを制作。アートダルマのワークショップで、自分の思いを自由に込めた、アートダルマの絵付けのワークショップを展開。それらによる収益金を、放射線量を独自に検査し続ける、民間の活動「たらちね」に寄付。
2012
ポーランド・ポツナン・メディエーションビエンナーレ 招待
2013
ArtMeeting2013「田人の森に遊ぶ」(~’18)参加
2014
「川崎でアート」(~’17)
2015
「places we seek人の場を求めて」「被爆70年を考える現代美術展」RING ART P&L2015(~’19)で広島や長崎において平和をテーマにした企画に参加。
「現在進行形」(~’18)
2017
「不良」に参加。
2018
かがわ山なみ芸術祭2018AYAKAWA、佐賀大学主催「発生の場」に参加。
2019
「アートで田んぼ2019」に参加。

 

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