東京の島々を結ぶアート航路開発委員会
Planning and Development Committee for Contemporary Artways Linking Tokyo Islands
山本 伸樹 NOBUKI YAMAMOTO
このアートアイランドの企画が立ち上げられた最初の年と、次の年の2回ほど参加させて頂き、しばらくの間、観客で来る他は、ずっと関わることがなく、これまでが過ぎました。
10年目の記念すべき機会に、参加できることになり、参加することにしました。
久々に参加して、学校を中心に展開した、この展覧会の、注文と、制限の多い、学校の生徒に戻ったような、楽しくもあり、複雑な思いでもあった感覚が、蘇ってきました。
とはいえアートアイランドは、島に、渡る船上での体験はこの展覧会の醍醐味でもあり、船上のビールは格別の楽しみでした。
大島の波浮港では、歌にまでなった、その気配を肌で感じながら、不思議な感慨に浸りました。
観客として訪れた、新島の墓地は、島流しという罪を課せられこの島で過ごし、生涯を終えた人々の思いが、如何ばかりだったか、思いを巡らしました。
今回コロナ禍の影響で、島に渡る楽しみはお預けですが、島に思いを馳せながら、こういう条件の中で、何ができるのか色々と考えを巡らせるのも、悪くないかなとも思っています。
以降ギャラリーK、真木画廊、SPCギャラリー、いわき市立美術館、HIGURE17-15-CAS、伊達市立梁川美術館等個展多数